インバウンド対策:海外向け広告プロモーション

 

インバウンド関連事業でより多くの売上げを出すには、リスティング広告なども海外向けのものを用意しなくてはなりません。

注意したいのが、単純に国内用の広告を多言語化すれば良いわけではない、という点です。こちらの記事では、海外向けの広告で抑えておきたいポイントをご紹介します。

 

Facebook広告の強み

Instagramをはじめ、多くの企業を取り込むことでも度々話題となっているFacebook。

2017年6月の発表では、海外の月間アクティブユーザー数が20億人を突破しました。

日本国内では、2015年発表の2,400万人からこの2年で2,700万人へと変化。

目を見張るほどの増加は見られませんでしたが、世界レベルで見るとまだまだ勢いのあるSNSだと言えます。

 

Facecookの強み

ひとつは、やはりこのユーザー数の多さでしょう。

企業アカウントも多く、海外向けの広告を打ち出すには無視できない存在です。

そんなFacebookの広告を利用するメリットは、利用者数の多さだけではありません。Facebookの登録には実名が推奨されており、他のSNSのように名前や性別などをごまかす人が少ないという特徴を持っています。

広告を打ち出す側にとってはターゲティングが簡単になる上、信頼性も増すため、より効果的な広告の発信が可能となるのです。

ターゲット設定

また、年齢や性別だけではなく、Facebookの広告では国や市町村レベルでのターゲット設定ができる点も魅力のひとつです。

 

日本でも関西と関東で別の商品展開を行うなど地域ごとで売り出すもの、受け入れられるものが異なりますが、海外でも同様のことが言えます。

とある国の北部に受けの良い広告をピンポイントで打ち出したり、とある国の市の学生にのみ広告を打ち出したりと、企画にも絡めやすくなっています。

これらの特徴から、Facebookで海外向けに広告を打ち出すには、年齢・性別に加え地域の設定を駆使してより効果的なプロモーションを狙うのがポイントです。

 

GoogleAdWordsを使用した広告の強み

 

Facebookの強みとして月間アクティブユーザー数の多さを挙げましたが、Googleも負けてはいません。Windows10の音声認識検索での採用もあり、一部地域ではBingの利用者数もわずかな増加を見せつつあります。

にもかかわらず、世界的に見ると2017年の発表でもGoogleが検索エンジントップシェアを維持し続けています。

シェア90%

スマートフォンの普及も影響し、多くの国で90%以上のシェアを持っているGoogleを、マーケティングで利用しない手はありません。

また、90%を割る地域でも60%前後の安定したシェア率を持っているため、どの検索エンジンよりも優先して広告を発信しておきたいものです。

そんなGoogleでプロモーションを行うには、GoogleAdWordsによるリスティング広告が効果的です。

注意点

ただし、GoogleAdWordsを実際に利用する際に注意したいのが、海外との時差に加え各国で異なるポリシーです。

国によっては配信が制限される広告内容もあるため、リスティング広告ではキーワード選定に加え、ランディングページの作成も細心の注意を払わなくてはなりません。

 

この問題を避ける方法のひとつとして、リスティング広告の配信地域を設定で絞る方法があります。

たとえば酒類に関する広告を、海外の販売可能な地域でのみ配信するように設定すれば、ポリシー問題に抵触する心配はなくなります。

言語設定

加えて、GoogleAdWordsには言語設定という強みもあります。

地域とは別に設定できるため、たとえば英語圏にいるフランス語利用者に向けたリスティング広告を打ち出したり、海外在住の日本語利用者に絞って配信したりできます。

言語と地域の設定はFacebookにも存在する機能ですが、会員登録をしなくても利用できるGoogleの検索エンジン上に表示できる点が優位です。

 

このようなメリットから、GoogleAdWords も海外向けのプロモーションでは活用すべきもののひとつと言えます。

ユーザー数の多さに加え、地域と言語を別々に設定できる点もGoogleAdWordsの強みです。海外の場合、同じ国内でも地域によってはまったく別の言語を使うことも珍しくありません。

広告を発信する際は、地域だけではなく言語設定の活用も積極的に取り入れ、より綿密なターゲティングも試してみてください。

 

インフルエンサー(KOL)マーケティングとは

 

Key Opinion Leader、略してKOLによるマーケティングも海外向けに欠かせない手法です。

インフルエンサーとも呼ばれるKOLは、国によっては通常の広告やニュースメディアよりも信頼される情報発信源です。

中国

その代表として挙げられるのが、中国のインフルエンサー(KOL)です。

日本でも口コミサイトや芸能人がInstagramにアップした情報は注目されやすいのですが、中国ではより強い効果が期待できます。

 

中国では、企業の宣伝やニュースメディアによる情報はあまり信用されません。

実際に使用した人の口コミが重視されるため、たとえ一般人の声であっても「これは良い」と宣伝されれば、一気に火がつく可能性を持っています。

ここが日本との違いで、芸能人がインフルエンサーとなることの多い日本に対し、中国では企業との関係性が希薄な一般人の方が流行の発信源となりやすい特徴を持っています。

インフルエンサープロモーション

海外向けのマーケティングでは、このインフルエンサーを活用したプロモーションでも各国での傾向を分析して行う必要があります。

 

すでに手法のひとつ、KOLマーケティングとして浸透しつつある国では、一定数のフォロワーを持つ一般人のインフルエンサーを広告塔にしています。

イベントに招待してサンプルを配布したり、商品に対する感想をSNSにアップしてもらったり、彼らの影響力が最大限に活用されています。

また、一般人のインフルエンサーの趣味や傾向を調査することで、商品開発や展開方法のヒントを得ている企業もあります。

ターゲットがずれない

インフルエンサーとも呼ばれるKOLを活用したマーケティングは、似たような趣味やライフスタイルを送るフォロワーが集まりやすいため、ターゲティングがずれる心配がありません。

国ごとのインフルエンサーの影響力を考慮し、インバウンドに最適なアプローチ方法を考えてみましょう。

 

弊社のKOLマーケティング事例はこちら

 

海外向け広告はメディア活用の取捨選択が重要

 

海外向け広告の難しいところは、国や地域によって信用される広告の種類やポリシーが異なる点です。

しかし、一度傾向を理解してしまえば、他社よりも効率の良い広告発信ができます。まずは企業や商品の認知度と信頼性を上げたいのであれば、Facebookを、多言語国家には地域と言語をそれぞれ設定できる上、会員でない人にも容易に見てもらえるGoogleAdWordsを。

そして、企業やメディアよりも一般人の口コミが重視される国では、一般人の中のインフルエンサー(KOL)の取り込みから。

 

目的に合った機能と特徴を持つメディアや手法を選び、量より質にこだわったプロモーションを行うことが大切です。

株式会社アレンジでは、各種広告出稿のお手伝いをさせて頂きます。
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海外向け広告運用代行費用

 

取扱広告: Facebook、google、インフルエンサー、動画制作
対象国 : 全世界
業務内容: 広告、PR
価格  : ¥50,000(税抜)~