インバウンド対策:多言語翻訳

 

飲食店も、インバウンド対策が求められている昨今。小さな個人店も全国チェーンの店舗も、外国人観光客が絶対に訪れないとは言い切れません。

 

そんな外国人観光客を少しでも取り込むために、インバウンド対策の基本として飲食店に求められるのが、やはりメニューの多言語化です。翻訳されたメニューを導入することの大切さを、実例とともにご紹介します。

 

飲食店/小売店店舗での翻訳メニュー導入メリット

 

一時期の爆買いブームほどに行かないまでも、ゆるやかに増加傾向を維持しているのが外国人観光客の数です。

彼らの情報源は、世界各国のガイドブックだけではありません。インターネット上の口コミサイトやブッキングサイト、果ては個人ブログやSNSまで活用されています。

飲食店の口コミ

そのような場所で外国の方にとって評価がイマイチな飲食店の中には、国内では人気が高いものも数多く存在します。国内と国外で評価が極端に異なるのは、何も食文化の違いだけではなく、店のインバウンド対策不足が原因であることも多いのです。

 

金沢大学と某銀行が協力して行った調査では、飲食店に対して外国人が抱く感想について、次のような実態が明らかとなりました。

外国人の感想

・味については満足度が高い
・接客サービスについても満足している
・店員との意思疎通に対する不満もない
・外国語表記の少なさには不満がある

 

日本食ブームもあり、多くの外国人が日本の食に魅力を感じています。
好意的な姿勢が影響してか、味に対する満足度はかなり高いという調査結果が出ました。

外国語対応への課題

店員の接客サービスや意思疎通の難しさについても、それほど不満を感じている外国人はいません。

店側が外国語対応できるスタッフがいないことを理由に外国人観光客の積極的な取り込みをしていない地域でも、スタッフのサービスに対する不満はそれほど高くありませんでした。

 

一方で、高かったのがメニューなどに外国語表記が少なかった点への不満です。異なる言語が母国語である以上、多少の意思疎通の難しさは問題視しないが、メニュー表は翻訳したものを用意してくれないと困る、という意見でした。

日本語だけではどんな料理が出てくるか怖くて注文できないという声もあり、結果的に外国人によって客数が増えても、客単価の底上げにはつながっていません。

メニュー対応

外国語表記のメニューが不十分という実態は、外国人客にとっても、店側にとってもマイナスに作用しています。

この現状を解決するには、難しい対策や勉強は必要ありません。

不満点をそのまま解決してしまえば良いのです。

外国人客の客単価を少しでも上げたい、客数をさらに増やしたい、外国語に不安があるという飲食店のオーナーや店長は、メニュー表の翻訳だけでも取り入れてみてはいかがでしょうか。

外国語が苦手なスタッフばかりでも、翻訳されたメニュー表を用意しておけば料理の内容を問われて説明に困ることもありません。日本料理のマナーやお店のルールについても豆知識としてメニュー表に明記しておけば、文化の違いによるトラブルも避けられます。

 

メニュー翻訳を実際に導入した店舗

 

六本木のしゃぶしゃぶと寿司を提供する某飲食店は、外国人の口コミサイトでも高評価を得ている店のうちのひとつです。

Webサイトの拡充

インバウンド対策として、外国人観光客向けのサイトを作っています。

英語表記の翻訳メニューも用意され、飲み物の注文数が少ない傾向にある外国人がつい注文したくなるように、日本酒もメニュー表にしっかり取り入れています。

これだけなら他のインバウンド思考のある飲食店と変わらないのですが、店頭でも仕掛けを用意しているのが、この店が外国人観光客から高い人気を得ている理由です。

体験口コミ

外国人向けの寿司を実際ににぎれる体験コースを用意し、コースではまず紙芝居で寿司について解説。その後、寿司をにぎってもらうという体験内容です。
絵でも理解することのできる紙芝居と体験の組み合わせで、あらゆる言語の外国人客に対応し、楽しませているこの店は、口コミサイトでも高評価を得ています。

英語に翻訳されたメニュー表で外国人が入店しやすい雰囲気を作り、実際の体験で満足して帰ってもらうという手法。

この作戦が可能となったのも、まず取っ掛かりとして英語サイトや翻訳メニューによるインバウンド対策を取り入れたからではないでしょうか。

 

会話以外でもおもてなしができる

 

事例として挙げた某飲食店に限らず、イラストや動画、体験など、会話以外で意思疎通の難しさをカバーしている飲食店や娯楽施設は増えつつあります。

説明の難しさ

それでも出てくるのが、料理の詳細など、簡単には説明しきれない部分です。どんな食材をどのような調理法で一品に仕上げているのか、翻訳メニューにすれば数行で済む内容ですが、その数行が外国人客の注文意欲を左右します。
外国人は客単価が上がらないと考えているのであれば、外国語表記の不十分さ、翻訳メニューの内容の充実度を見直してみましょう。

せっかくの訪日ブームを生かすためにも、外国人向けメニューの取り入れを考えてみてはいかがでしょうか。味やサービスに不満点を感じる外国人が少ない現状、客数や国外の評価を上げるには翻訳メニューの有無が鍵と言っても過言ではありません。

株式会社アレンジでは、メニューの多言語翻訳を承っています。
また、メニューの翻訳だけでなく、外国人受け入れの研修も出来ますので、
お気軽にご相談くださいませ。

 

メニュー多言語翻訳費用

 

サービス : メニュー多言語翻訳

対象業態 : 小売店舗、飲食店舗

業務内容 : 多言語翻訳サービス提供、外国人受入研修

価格   : ¥10,000(税抜)~

お問い合わせはこちらまでご連絡ください。
info@arange.co.jp

ご連絡お待ちしております。