日本人にはおなじみのゴールデンウィークですが、海外から見ると、どのような時期にあたるのでしょうか?国内でも人の移動が盛んなこの時期、訪れる観光客はどのように過ごしたいと考えているのかも気になります。
今回は、ゴールデンウィーク中のインバウンドのもてなし方について紹介します。
ゴールデンウィークはインバウンドが多い?
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日本のゴールデンウィークは中国の「労働節」にあたり、国内観光客だけではなく中華圏からの観光客もよく見かけることができます。
国内の有名観光地には数多くの日本人と外国人であふれ、大混雑となってしまうこともあるようです。
5月1日から3日までの労働節で日本に訪れる中華圏の人々は、休暇日数が少ないということもあり、買い物を目的として日本に訪れる人も少なくありません。インバウンド消費が加速します。
初めて日本に訪れる中国人は、より有名な観光地へと足を運びますが、リピーターは火山や神社仏閣に興味を示す人も多いようです。
ゴールデンウィークで混雑した中でもインバウンドをもてなそう!
国内の観光客だけでも混雑してしまうゴールデンウィーク、どこへ行っても人の多い日本で、楽しんでもらうためにはどのような工夫が必要なのでしょうか。
・簡単な英語を覚えておこう
できれば簡単な英語を練習して覚えておきましょう。挨拶、メニュー聞き取りに使う英語、商品などを提供する際の英語などは最低限覚えておきたいところです。
英語は世界共通言語といわれているので、ほとんどの人に通じるはずです。ただし、地域ごとに来る国も変わるので、いつも中国人が多いなら中国語、韓国人が多いなら韓国語、というように英語に縛られず他の言語の挨拶や簡単な例文を覚えておくといいでしょう。
・多言語メニュー表の準備
大変であればとりあえず英語だけでもいいので、多言語のメニュー表を準備しましょう。すべてのメニューではなくおすすめメニューのみを英語にしたものがあれば大丈夫です。
食べ方、箸の使い方なども英語で用意しておくと親切です。新しくメニュー表を準備するのが大変、という場合には、思い切って多言語対応通訳・翻訳タブレットを導入してもいいでしょう。
タブレットもしくはアプリを導入することで、先ほど紹介した「簡単な英語を覚える」必要もなくなりますし、どのようなスタッフでもインバウンドに対応できるようになります。
・フリーWi-Fi設置
無料でネットを使えるフリーWi-Fiを設置しておきましょう。Wi-Fiを設置しておくことで、その場でお店に関する情報をSNSや旅行サイトに投稿してもらうことができます。位置情報をSNSなどにアップすることで集客が見込めるのです。
観光客は「いま日本でこんなことをしているよ」と発信したい人が多いです。無料Wi-Fiを設置するだけで「無料で海外にPRしてもらう」ことができます。周辺の店舗に無料Wi-Fiがない場合には、これがあるだけで集客効果も見込めます。
Wi-Fiを設置した後は、お店にフリーWi-Fiスポットマークをわかりやすく表示しておきましょう。
ゴールデンウィーク中のインバウンドは何をするの?
ゴールデンウィークに訪れる外国人観光客は、ゴールデンウィークならではのイベントに参加する傾向にあります。近郊のイベントをチェックして、観光客に向けアピールしてみましょう。インバウンドでよく見られるサイトでチェックしてみてください。
・japan-guide.com
https://www.japan-guide.com/
日本に訪れる観光客のほとんどが、このサイトでイベントや観光スポットをチェックしています。このサイトに掲載されているイベントをヒントに、訪日外国人観光客が喜ぶ「ツボ」を押さえておきましょう。
・樂吃購!日本
http://www.letsgojp.com/
香港・台湾向けの日本観光メディアです。中華圏からのインバウンドが多い地域の場合には、こちらの情報サイトがおすすめです。
・JAPANPAGE
https://www.japanpage.net/
「クールJAPAN」に特化した海外向け日本紹介サイトです。イベントだけではなく、インバウンド向けに日本の伝統文化を体験できるスポットまで紹介されています。
まとめ
観光客は日本でただショッピングを楽しむだけではなく、日本ならではのイベントを楽しみたいと考えています。日本人も長期休暇を楽しめるゴールデンウィークには、全国各地で独自のイベントを開催しています。
インバウンド向けに英語をはじめとする多言語に対応し、無料Wi-Fiなどを設置しておきましょう。事前にインバウンド向けサイトでイベントを調べておき、訪日外国人観光客が喜ぶ対応を考えておくことも大切です。
インバウンドを呼び込むために、事前準備をしっかり行っておきましょう。