インバウンドで効率的に集客するには、各国で活用されているメディアの把握と、訪日外国人向けメディアの整備が必要です。おさえておくべきメディア整備のポイントや外国人のトレンドなど、集客に欠かせない情報についてまとめました。
まずは情報発信できるメディアの整備を
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どんなにおしゃれで魅力的な内容が書かれているホームページでも、書かれている内容が理解されなくては意味がありません。まずは発信した情報がきちんと伝わるよう、多言語化が必要です。英語サイトを用意しておけば十分と言いたいところですが、訪日観光客の割合を見てみると、それだけでは不十分となっているのが現状です。
現在、訪日観光客の割合を国別で見てみると、中国、韓国、台湾、香港、米国の順に多く、英語よりも中国語の簡体字や繁体字、韓国語の方が求められています。そのため、海外向けの情報発信は最低でも中国語の簡体字や繁体字、韓国語、英語の4種対応が理想的です。
サービス内容や商品によっては、さらに国の割合が変わるでしょう。その場合はターゲットに合った言語を優先的に導入するだけでも情報発信の効果がアップします。
また、メディア自体も慎重に選ばなくてはなりません。世界的に多くのユーザー数を誇っているGoogleですが、中国では利用できず、またTwitterなどのSNSも制限されています。中国向けに情報発信するのであれば、Weibo（微博）やWeChat（微信）といった中国で主流となっているSNSの利用が必須です。
各国ごとに使用されているメディアの把握ができているか否かでマーケティング効果は左右されます。とくに局地的に主流となっているSNSなどの存在には注意してください。
何が流行っている？
外国人旅行者のトレンドを情報メディアで把握
外国人旅行者に関する統計情報や国が推しているインバウンド事業について知っておくことで、より集客力のある情報発信が可能となります。
まずおさえておきたいのが、観光庁や日本政府観光局（JNTO）といった政府機関のサイトです。信頼性のある各統計データの他、免税店などの支援情報、海外向けマーケティングに役立つ資料などが閲覧できます。
政府のインバウンドに関する動きも把握できるため、訪日外国人旅行者を対象としたマーケティングやプロモーションを行うには閲覧必須のサイトです。
民間企業の中にもインバウンド事業に特化した情報サイトを運営している会社が複数存在します。中には台湾メインなど特定の国や地域にターゲットを絞ったサイトもあり、現地の実情を知るには欠かせない情報源となっているものも多いです。
より外国人のニーズを知りたいのであれば、難易度は上がりますが、外国人が作り上げた日本紹介サイトを参考にする方法がおすすめです。
スイス人やオーストラリア人など、国も好みも異なる外国人が彼ら独自の目線で切り取った日本の魅力を紹介しており、外国人向けメディア作りのノウハウが詰まっています。
手軽にトレンドを知るにはSNSを活用する手もありますが、より詳細を知り、取り入れたいのであれば、情報メディアも積極的に閲覧しましょう。
旅行者の強い味方
トリップアドバイザーをおさえる
外国人旅行者の個人が作成した情報メディアの他、世界共通の口コミサイトも参考になります。Googleの口コミ機能もありますが、さらに旅行者から活用されているのが、トリップアドバイザーです。
世界各国で使用されているトリップアドバイザーは3億人以上のユーザー数を誇り、4億弱の口コミが既にアップされている巨大ポータルサイトです。
ホテルやレストランの他、有名な観光スポットや地元の人間しか知らないような穴場スポットまで掲載されているため、旅行者の情報収集元として外せない存在となっています。
トリップアドバイザーはユーザーが口コミを掲載するために既に店や施設の情報をアップしていることもありますが、自身で登録することもできます。訪日外国人旅行者をより多く取り込みたい場合は、まずはトリップアドバイザーへ情報を登録しましょう。
トリップアドバイザーでは英語表記と同時に好きな言語で説明文を入れられます。ターゲットとしたい国の言語を入れたり、既に多く訪れている客の国の言語を入れたりと、目的に合わせて使いこなせる点が魅力です。
正しい情報把握とターゲットに合った情報発信
訪日外国人旅行者を増やすためにインバウンド対策をする場合は、リアルタイムで情報を得る必要があります。
政府の情報サイトを中心に、民間のインバウンド事業や海外マーケティングを行っている企業のサイトも積極的に参考にしてみましょう。
外国人目線での情報が欲しい場合は、外国人旅行者が個人で作り上げた日本紹介サイトもおすすめです。
また、現代の大手サイトやSNSを活用するのも重要です。世界最大級とも言えるトリップアドバイザーに情報を載せ、ターゲットや訪問数の多い国に対して、効果的にアプローチしましょう。
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