ニーハオ。先週は記事を書かなかったよ。そう、休みだったから。ライターさんも休みが必要なんだよ。といっても、これ書いてるの経営者だけど。冗談はさておき、WeChatのお時間になり申し上げました。今週もWeChatを書こうと思ってたんだけど、あんまり面白いネタがなかったから、ちょっと角度を変えたまったくインバウンドもWeChatもほとんど関係ない記事を書こうと思う。というか、書く。
中国ではバイク(チャリ)のシェアリングが急激に進んでいる。WeChatさえあれば、何でもできるのは何回か伝えたが、バイクシェアリング紛争は中国ではけっこうでかい。Ofo、Mobike、Bluegogoなんかはテンセント、アリババ、バイドゥなんかがバックアップしており、シェアの取り合いをとにかくしている。そのうち広告載せませんとかありえそう。。
中国はこんな状況だがアメリカではどうなっているんだろう?実は2010年あたりからドックシステムを採用してるバイクシェアリングはけっこうあった。(借りた場所に戻すシステム)2014年辺りからどこに返してもいいシステムになっており、マーケット自体も右肩上がりだ。下の表を見てもらえばなんとなく伸びてる感は見えるだろう。そう、伸びてるのだ。
まだまだドックシステムの方が多い現状
2017年までにバイク数は10万台まで伸びると言われている。。
■メジャープレーヤー:スピン
アメリカでのバイクシェアリングは伸びており、どこもドックシステムを採用しているベンチャーは少なくなっている。最近、ファンドから調達した「スピン」もどこでもドア方式を採用している。アプリで自転車を検索しQRコードで解錠する。盗難防止用のロックやパンクしにくいタイヤを採用しており、メンテコストも最小限に抑えている。
ちなみに利用費自体も非常に安く30分1ドル(約110円)と誰でも気軽に乗れる仕組みになっている。東京だと二駅ぐらいならチャリでいけそうな感覚値で天気がよければ利用したい。路上駐車が異常に厳しい日本だとドックシステムしか無理なので、そもそも市場がなさそう気がするが。。。
今までの流れでいうと、米国で市場を席巻し、他国に規模を求めにいくパターンが多かったがバイクシェアリングは逆だ。Ofoはロンドンとシリコンバレーに拠点を作ると発表しており、Mobikeはシンガポールで拡大する事を発表している。今までは中国に市場を求めていたが、最近のトレンドは逆なのでこれもまた面白い。
ちなみにBluegogoはサンフランシスコにテストマーケティング的に進出したが州政府に訴えられ、撤退している。「サンフランシスコはフォード(車メーカー)に独占権(なんの?)を与えており、Bluegogoとか知らない輩は一生入れません。入ってもいいよ、訴えるだけだし、負けないよ。」
■日本では流行る?
仕組みがあれば流行るだろうし、個人的にすごく利便性は高いと思われる。インバウンド的に見ても、場所によってはチャリだけの方が利便性は高いし、混まないしいい事しかないとは思うが、問題は路上駐車だけかな。中国とか元々あんまり綺麗なイメージがないようなところは誰も気にしないし、誰もパクったりしないんだけど(意外とそんなに窃盗は多くないイメージ)、日本の場合は既得権益と行政の対応が異常に遅いので、あんまりどうこうならないんだろうなー。
今回は関係ない記事だが興味があればアレンジまで。