ご存じの通りWeChatは日々進化している。
進化しすぎてるといっても過言ではない。
そんなWeChatが新たにミニアプリ機能を発表した。
■ミニアプリって何?
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コンセプト自体は非常にシンプルだ。今までのアプリは非常に面倒だった。
Google Play/iOSでのアプリが一般的だが欲しいのが決まっていない限り、検索/ダウンロード/インストール/登録/アップデート/ログイン・・・という無尽蔵な作業を無意識のうちにやっている。
ユーザー視点からみるとこれは解消した方がよく、WeChatで全て完結できれば便利だよね?という発想から生まれたのがミニアプリだ。(ちなみにGoogleも類似コンセプトのインスタントアプリという概念を発表した)
■どうやって探すの?
ミニアプリストア的なものがあるわけではない。大きく分けると3種類に分けられる。
1.グループ/友人から
こんな感じでMomentsや友達からのシェアでミニアプリを活用できる導線となっている。見ればわかるが、とにかく画像がでかい。
2.QRコード
3.検索
検索に関しては一度ミニアプリを導入しないといけない導線になっている。WeChatの海外版(中国版は正式に言うとWeixin)を使用しているユーザーは一度友人にシェアしてもらう必要がある。一度、ミニアプリを導入すれば検索バーにてミニアプリが検索できる。
■面白いミニアプリはこれだ!
いくつか面白いミニアプリがあったので、紹介しよう。
▼写真加工アプリ
写真加工アプリだ。いちいちアプリに導線を移さなくても簡単に写真が加工できるアプリとなっている。中国名では下記になるので、コピペで探してみてみよう。「名画滤镜」
▼英語発音
自分の英語の発音を採点してくれるアプリだ。英語を喋らない層にはまったく需要がないが、訪日外国人が2,000万人を超えている日本で英語は必須になっているかもしれない。これを検索で探してみよう。「天天练口语」
▼スタンプ加工
スタンプをなんと加工して普通にスタンプとして使えるアプリとなっている。LINEでも欲しいな、これ。。「表情家园」
▼自転車シェアリング
中国の1級都市(上海とか北京)ではかなり普及している自転車シェアリングサービスのミニアプリ版だ。導線が非常に綺麗に作られている。「摩拜单车」で探してみよう。
■まとめ
・SNSとしてのWeChatは世界的な動向を集めており、Google、Facebookもパクるレベルで洗練されつつある。
・とにかく利便性を追求しており、ユーザーにとって何が一番使いやすいかを念頭に開発されている。
・スピードがはやい。
・開発者優秀すぎじゃね?
以上である。今後も中国のWeChat情報を配信し続ける。