今回は実際に中国で行われた、WeChatを活用したバイラルプロモーション事例をご紹介したいと思います。
いち早くWeChatを取り入れたマイケルコース
みなさんマイケルコースというブランドをご存知でしょうか?マイケルコースは米国で誕生したレディース向けファッションブランドです。WeChatを上手く活用し中国進出を成功させたブランドでもあります。2015年の夏よりWeChat上のECサイトでEC販売を開始しました。
キャンペーンページまでの導線
現状正確なページまでの導入経路は把握できていませんが、WeChatPaymentユーザーに対しモーメンツ(LINEのタイムラインのようなもの)などで宣伝する方法か、WeChatの公式アカウントからの通知や宣伝による誘導が考えられます。
ブランドの認知度を飛躍的に上げた「自撮りキャンペーン」
今回紹介させていただくキャンペーンは自撮りを活用した認知度上昇のためのキャンペーンです。
キャンペーンページに入ると、音楽が流れマイケルコースのバッグを着用したモデルのギャラリーがスライドショーのようにして表示されます。モデルが着用しているマイケルコースのバッグはタップできるようになっており、そのままWeChat上に展開している公式ECサイトの商品ページへ飛ぶことも可能です。
スライドショーのページを進んでいくと友達にキャンペーンを紹介することができるページが表示され、招待された友人が紹介経由で商品を購入することにより、招待元の友達はマイケルコースの割引券が抽選で当たります。
またユーザーはソーシャルメディア上にキャンペーンをシェアすることで、特設ページへマイケルコースを着用した写真をアップロードすることが可能となり、アップロードされた写真はユーザーによる投票でお洒落なマイケルコース着用ユーザー人気トップ30としてWeChat上の特設ページへ掲載されます。
このようにしてキャンペーンが上手くバイラルされる仕組みを作り、マイケルコースはWeChatをうまく活用することによって中国での認知度を大幅に高めることに成功しました。昨年末、発表された第2四半期の決算では中国での認知度が上昇し、売上が大幅に上がったと発表されています。
まとめ
いかがだったでしょうか?WeChatは現在8億人以上の月間アクティブユーザーがいるとされています。中国国内では既にインフラとして成り立っており、WeChatの日本企業公式アカウントを中国ユーザーにフォローしてもらうことで定期的に新情報を発信したり、プロモーションに参加してもらう導線としても利用可能です。アレンジではWeChat公式アカウントの発行・代行運用、及びプロモーション企画などもお手伝いさせていただいています。WeChatを使用したインバウンド対策に興味がある方はお気軽にお問い合わせください。