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1人2本限定!?訪日外国人の心を掴む日本のお酒3選

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観光庁などは20日、訪日外国人旅行者が酒蔵やワイナリーなどで購入した日本の酒を土産品として持ち帰る場合、消費税に加えて酒税を免除する制度を、2017年度税制改正要望に盛り込む方針を固めました。

 

■税制改正の目的は?

訪日客がお得に日本酒や焼酎、国産ワインなどを購入できるようにすることで、国内消費が伸び悩む酒の販路拡大や、酒蔵やワイナリーを訪問するツアー誘致につなげることです。

 

■税制改正の周遊効果は?

「免税対象となるのは、酒類を製造し、その場で販売している酒蔵やワイナリー、ビール醸造所、ウイスキー蒸留所など」とのこと。各種お酒の醸造所は全国各地に散らばっている為、地方の酒蔵巡りツアーなどを企画することで醸造所周辺の観光誘致で経済効果も期待することができます。
北海道にあるニッカウヰスキー北海道工場・余市蒸留所などでは外国人観光客に1本6,000円のジャパニーズウイスキーが売れ過ぎる為、1人につき2本までなどの個数制限を設けているほど日本のウイスキー、ワインの世界的評価は高く、各醸造所には今回の税制改革はインバウンドの追い風となるでしょう。

 

■外国人に日本のお酒3選

1 世界的ブーム『ニッカウヰスキー 余市』

2016-08-23 5.03.37

上記でも説明した通り、高単価なウイスキーボトルに個数制限がかかるほどの人気ぶりです。飲んでわかるがとにかく美味しいウイスキー。

 

2 日本産の白ワイン『ソルルケト甲州』

2016-08-23 11.38.18

「さわやかでデリケート、香り高く、日本食にぴったり」とイギリスの情報誌「ヨークシャー・ポスト」は高く評価している国産白ワイン。製造元オススメの最適なおつまみは薄味のポテトチップス。

3 オバマ大統領訪日の手土産として贈られた酒。『獺祭(だっさい)』

2016-08-23 11.39.09

世界的に人気な日本酒、獺祭。注文から納品まで2ヶ月待ちという過去に類を見ない人気ぶりで、まるでフルーツワインのように甘く飲みやすいと評判の日本を代表する日本酒です。

■体験型ツアーで、地方活性化

2016-08-23 5.02.19
2016年に入り少しずつインバウンド市場が「爆買い」と言われる「モノ消費」から「サービス体験型」の「コト消費」に変わりつつあります。今回の税制改正を機に、地方の酒造体験ツアーに加え露天風呂やイチゴ狩りなどのエンターテイメントを組み合わせる地方体験型ツアーなどがこれからは増えてくるのではないかと考えられます。

体験型プランでどれだけ訪日外国人旅行者にリピーターになってもらうかが今後のインバウンドにおける地方活性化の課題だといえそうです。

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http://this.kiji.is/139776475173373429?c=113147194022725109

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