インバウンド(訪日外国人)のプロモーションなら株式会社アレンジ

姫路城の外国人観光客が過去最多の20万人突破

姫路市は今年度上半期(4〜9月)に姫路城を訪れた外国人客が20万192人を超えたと発表しました。上半期では過去最多で、市担当者は「改修を終え、美しい城の魅力が海外に浸透してきた」とさらなる観光客増に期待を寄せています。

市は「全国的に訪日外国人観光客が増えている」としながらも「国際的な旅行口コミサイト(トリップアドバイザー)で『日本の城ランキング』1位になるなど、海外でも姫路城の知名度が上がってきた。市が展開してきた誘客キャンペーンも功を奏してきたのではないか」と分析。「東京オリンピックに向け、世界から注目が集まるので、一層PRに力を入れたい」と話しています。

進む、インバウンド化

姫路城ではインバウンド対応としては城内に置くパンフレットの多言語化も進め、VISAとマスターカードのクレジットカードが使えるようにするなど、これまでは現金か旅行会社が発行するクーポン券だけだったところ、カード決済が普及している海外からの観光客の「日本円の手持ちが少なく、城に入れない」といった声に対応しています。

 城内の外国語パンフレットは現在、英語、中国語(簡体字、繁体字)、韓国語、フランス語で作成しており、3月までにタイ語やドイツ語なども加え、合計で20カ国語前後まで広げることを予定しているそうです。

更に姫路城では戦国武将をモデルにしたオモチャ、『武将コレクション 戦国甲冑大全』をカプセル自販機専用商品(ガシャポン)として、3月18日よりロケーション限定発売することを発表しています。メインターゲットは、歴史ファンと訪日外国人と発表しており、さらなる外国人誘致を目指しています。

インバウンドの本質とは。

地方でのインバウンド対策が進んでいる現状ですが、インバウンド対策をただ行えばいいという問題ではなく、より効果的に誘致を行うには必要があります。姫路城でのパンフレットの多言語化などで20カ国語に対応する必要があるかと問われると疑問が残るかと思います。実際、世界的な観光立国と言われるフランス、アメリカでも世界の20カ国に言語対応しているかというと、行っていないのが現状です。インバウンドを考えるあまり本質的ではない対策を行っている施設や企業が多いですが、日本人として海外に旅行へ行った時のことを考えると自ずと答えは見えてくるかもしれません。

 

まとめ

昨年より外国人観光客が増え続ける中、都心部以外への地方旅行が増えつつあります。今回ご紹介した姫路市に限らず、東京では体験することのできないサービスやコンテンツが外国人旅行者より注目が集まっています。姫路城が2016年より外国人旅行者に大人気となった理由はトリップアドバイザーに掲載されただけではなく、東京では体験できないコンテンツだからという要因もあります。まだまだ日本には外国人に認知されていない魅力的なサービスやコンテンツがあるかと思います。「外国人へのPR方法がわからない。」「中国語が読めない」など様々な障壁でお悩みの方はぜひお気軽に、株式会社アレンジへご連絡下さい。