毎年3月は栃木県に訪れる訪日外国人数が少なく閑散期と言われていた状況でした。
そのような状況を打破しようと栃木市産業振興課は訪日外国人観光客を呼び込むためにある施策を行いました。その結果閑散期の3月における訪日外国人数の対前年同月比が4倍を超える結果となりました。
■施策
「台湾留学生招致事業」を実施し、3月〜5月の3ヶ月間、実際に栃木市にある蔵の街遊覧船や和菓子作りなど栃木市観光の魅力を体験してもらったレポート記事と「外国人観光客1日市民パスポート」の案内を中国語・韓国語・英語で記載しました。さらに、東武鉄道の協力を得て、訪日外国人に人気の”浅草から70分”でいける特集も併せて作成しました。
■集客方法
LCC機内にある搭載紙(座席の前に置いてある冊子)において栃木市観光の特集を行い、上記、特集ページを差し込み、訪日外国人を集客するという方法で成功を収めました。
■栃木県への訪日外国人観光客の増加(同年前月比)
3月 408%
4月 289%
5月 132%
■まとめ
LCC利用客は団体ツアーと異なり、スケジュールを固めずにその日の天候や気分、最新情報で目的地を決定する自由旅行を楽しむ傾向がありように思えます。LCCで提供している雑誌は搭載誌のみのため、熟読できる環境であることと航空会社ブランドでオススメされていたことも目的地選定に効果があったのではないかと考えています。