京阪電気鉄道と大阪市交通局は10月1日、インバウンド向けの企画乗車券「KYOTO-OSAKA SIGHTSEEING PASS 1day」の大阪市交通局版を発売することを発表しました。
「KYOTO-OSAKA SIGHTSEEING PASS 1day」とは?
昨年8月から販売を始めた「KYOTO-OSAKA SIGHTSEEING PASS 1day」の1日乗り降り自由エリアである京阪線全線と男山ケーブルに、大阪市営地下鉄・ニュートラム・バスを加えた、京都と大阪で使える1日乗り降り自由チケットです。
このチケットには京都や大阪の神社仏閣や体験教室など30施設で利用できるルクーポンブックのほか、大阪市交通局版として大阪城天守閣、通天閣など37施設の入館、利用料金が割引になる優待もセットで付いてきます。
訪日外国人観光客のニーズにぴったり!
日本に訪れる外国人旅行者にとって、日本の複雑な路線システムや地域によって違うバスの料金支払い方法などは「旅行中の困ったこと」としてよく聞く問題でもあります。JNTOが発表した約500人の訪日外国人旅行者に聞いた「旅行中の困ったこと」で「無線LAN環境」、「コミュニケーション」に次ぐ3番目、4番目は「目的地までの公共交通の経路情報の入手」、「公共交通の利用方法(乗り方)、利用料金」と多くの人が交通の便に不便さを感じているのがわかります。
実際に過去、アレンジが外国人観光客に直接該当インタビューを行うといった調査でも、「地下鉄とJRで切符が違うから戸惑った。」など交通の便に不便を感じているといった声も聞くことがありました。
しかし、今回ご紹介させていただいた1日乗り降り自由チケットではバスや電車の料金を気にする必要なく、更に有名観光名所の割引券などもセットで付いてくるため、お得に気兼ねなく旅行を楽しむことができるのではないかと思います。
本チケットの発売期間は来年3月31日まで、利用期間は同4月30日まで。料金は1200円となっており、関空、心斎橋、大丸心斎橋、京都の関西ツーリストインフォメーションセンターで販売するそうです。
まとめ
2020年には東京オリンピック・パラリンピックの開催も決まっており、まだまだ訪日外国人観光客は増え続けると予想できます。準備段階でもある今のうちにインフラ周りを整え、訪日外国人観光客の方々にはストレスなく日本へ旅行に来て欲しいですね。